くぬぎの森寄生計画 作業日誌

坂本善三美術館シリーズアートの風vol.7 「吉村形展 くぬぎの森寄生計画」公式ブログ

寄生計画日誌12/2

天気 晴れ
気温 朝 -5℃ 昼 3℃
食事 朝 コーヒー  夜 コロッケ
体重 78.0kg

 

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師走

森の奥の奥まで見通せるようになった。

終わりの始まりまで歩く道は、落ち葉で敷き詰められ、踏みしめると音が、サクッサクッと気持ちいい。

霜柱がお昼を過ぎているのに、まだまだ立っている。ここは光は入るが、気温は朝とさほど変わらないのだろう。少し登った所なのに…美術館周辺とは全く違うのだ。

 

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空は澄み切った水色。

14:30

太陽は沈みかけているが、明るいくぬぎの森。これが冬のくぬぎの森。

気温はマイナスだが、光量は夏よりも高い。

 

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毎日の掃除。

落ち葉も落ち着き、今度は雪を待つ。

 

冬を快適に越せる為に、秋まで頑張る。それが寄生する事の核になるようだ。

無理にとってつけたような作品を作ろうが、それは全くこの森では意味が無いようだ。

8月から続く展覧会も明日で終わり。

本当に最後だ。

 

明日は何を山下さんと話そうか。

僕が今感じている事、そして未来を話せればと思う。

 

とうとう明日がくる。

 

 

寄生計画日誌11/23

天気 くもり
気温 朝 3℃ 昼 3℃
食事 朝 コーヒー 昼干し芋 夜 シャケの塩焼き
体重 78.0kg

 

昼の温度が上がらない。

風も強くて落ち葉が勝手に掃除される。

いつのまにか落葉のピークは過ぎてる…

最後まで葉っぱがぶら下がっている木の種類知ってますか?

それは

 

 

柏の手のひらの様な葉っぱは、雪が降り始めて、吹雪いても、枝にしがみついている。

 

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小屋の前の柏

上に昇っていく枝を下へ誘引した。

ずっと前に誘引した枝は、雨宿りには丁度いい。柏には少し僕の遊びに付き合ってもらおう。

 

 

焚き火から焼き芋…そして干し芋と続いたが、次は

 

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なんたでしょう?

 

……

 

にんじん

 

これをストーブの近くで乾燥させると

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 ここまで干されてきた。

 

この熟成されていく過程がなんとも言えない。

 

 

12/3の最終日は、焼き芋をやろうと思います。

是非皆様来てください(^^)

 

 

 

 

寄生計画日誌11/19

天気 くもり
気温 朝-2℃ 昼5℃
食事 朝 コーヒー 昼干し芋 夜 椎茸汁
体重 78.0kg

 

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初雪。

森の空気が澄んできた。どうやら冬がやって来たようだ。昼間も気温は上がらず、作業していても手がかじかむ。

 

お客様は3時ごろ、もう陽が落ちて来た頃に二組。森を歩いて頂いたが、空気が気持ちいいと言って頂いた。

葉っぱを踏む音も今日は絶妙に良かったと思う。

冬が良い。

くぬぎの森へ来たらとりあえず“終わりの始まり”まで歩き、一息つく。それから暫くまた歩くと、また気持ちいい。

 

くぬぎの森寄生計画もあと二週となった。冬が訪れる事で、森に寄生する感覚は増して来る。

頭の中では次のテーマが存在する。

それは冬をもっとクローズアップするものだ。

それを少し見せると…

  

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冬を快適に過ごすために秋まで準備し備えるわけだが、冬にはそれを熟成させる

事をやる。

干し芋棚というのか?名前はまだ分からんが、今は頭の中が干し芋で一杯だ。

 

 

 

 

寄生計画日誌11/17

天気 くもり
気温 朝-1℃ 昼11℃
食事 朝 コーヒー 昼なし 夜 水炊き
体重 78.0kg

 

落ち葉掃除はピークなのか?そうではないのか?分からない。

草原裏のくぬぎ、かしわの紅葉は今が一番いい感じかも知れないので、まだまだ落ち葉掃除は続くだろう。

 

さてさて本日は雨樋の修理をした。写真を撮り忘れた…

どんだけでも詰まる葉っぱ。定期的に取ればなんて事ないのを、無精者の僕は、やっとこさ重い腰を上げ脚立に昇る。今回はしっかりと取り除いたんで、スッキリ。だが気付けば、屋根にも大地にも葉っぱ。上も下だ笑

屋根から観る吉武山の紅葉は今が一番だ。

 

もう2時頃から夕方の様相を呈してくるくぬぎの森。杉の稜線に隠れる太陽をチラチラみてもまったくこちらを照らしてはくれない。杉には悪いが、落葉樹だったらな〜って思う。

そんな事考えながら、先週の続きで焼き芋を焼く事にした。落ち葉が活躍する。

 

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マルミヤで買った、ゴツすぎるサツマイモ。これは切って小さくして焼くかとも思ったが、この塊の迫力をわざわざ無くしてまで焼き芋をする必要があるのか?と思い、男らしくそのままで焼く事にした。

新聞紙で巻き

湿らせる

アルミホイルで巻く

という手順は山下さんのやり方を守った。

そのまま直火をやるヤツがいるそうだが、それは焼き芋ではなく、燃やし芋だと思う。

 

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周辺の落ち葉はかなり一掃されたんじゃないかな。

 

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でかいのに中まで火は通って、満遍なく焼けてるじゃないか。

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皮を剥くと金色ではないか?

このまま食べても良いが、やっぱりもうひと手間かけたくなる。

 

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 干し芋を作ってみてる。

くぬぎの森の冬を越すには薪ストーブはマストだ。これがなかったら寂しくて、精神をやられそうだ。暖かい空間がある事が気持ちを穏やかにさせて、仕事も頑張ろうってなるようだ。

 

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だから 薪ストーブ周辺はごった返す。

洗濯物、干し芋、干し椎茸、ヤカン。

欲張りもほどほどに…

それと火の元には注意だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寄生計画日誌11/13

天気 晴れ
気温 朝2℃ 昼14℃
食事 朝 コーヒー 昼 モスチーズ夜 豚汁
体重 79.0kg

 

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昨日の夕方、森のパトロールを終え、外のテーブルでひと息ついてるところに、ボクサーが現れた。

寒いので、もうそろそろ中に入ろうかとしていた所にジャージ姿の…でも半ズボンのボクサー。

お見上げを持ってきてくれて、母に渡すと、背中を向けて帰ろうとするボクサーだったが、引き止めた。

母が入れてくれた温かいお茶を2人で啜りながら、何を話したかはあまり覚えてないが、外が暗くなるのを眺めた。

コミュニケーションがうまく取れる人達なら、会話の間も絶妙に操作出来るんだろうが、僕らにはそれが出来ない。出来ないと分かっていても、とりあえず話す。

でも少し気が付いた事があった。

一方通行にお互い話してはいると思うが、一生懸命理解しようと目は鋭く相手の顔を突き刺すくらい見ている。会話に対して適当な言葉…最適な言葉は浮かばないけど、聞いている気持ちは伝わっていると思う。多分。

普通の会話出来る人には、なにを言ってるのか分からないだろうけど、そんな感覚だ。

まぁ会話は大切だけど、夕方、ボクサーが半ズボンで現れ、2人で温かいお茶を啜ることが全てだと思う。

 

夕方あの時間にボクサーが現れたら、森が一気に厳しさを増したような気もするが…コミュニケーションは取れている。

 

終わり

 

くぬぎの森で寄生計画11/12

天気 晴れ
気温 朝1℃ 昼14℃
食事 朝 コーヒー 昼 頂いたお弁当 夜 またまた椎茸のステーキ

体重 79.5kg

 

天気に恵まれたくぬぎの森。

今日は、母の高校の同級生7名が遥々福岡から来てくれた。皆さん、同窓会にもまったく顔を出さない母の事を心配しやって来てくれたようだ。

こんな所に17年も居たら人と離れていってしまうだろう。でもあちらから会いに来てくれるんだから、こんなに幸せな事はないと思う。

皆さんで昔話を楽しんでいるのを母は、口を半開きにしポカンとした顔で、話を聞いているかは分からないが、とりあえず、その場に居る…。相槌も打たないマイペースさには、呆れるを通り越して凄みをも感じてしまう笑。とにかく昔の事など殆ど覚えていない母。定期的に同窓会なんかに参加しないと記憶は繋いでいけないだなと強く感じた笑

しかし、森の話になるとなかなか流暢に話す母。

"冬は大変ね"の質問に…

"これから冬に向かうにつれて森は明るくなるのよ。そしたら気分も晴れるわ。この森は、夏より冬のほうが太陽を浴びるのよ"と返す。

ずーっとこの森の移り変わりを見ている母の目線は、大袈裟かもしれないが、森の代弁者のようだ。

友人とは離れ、昔の事を忘れてしまっても、母の過ごして来た時間は、とても重厚で…無駄ではないと思う。

 

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皆様、本当にありがとうございました。

 

それからそれから…

僕は水路に溜まった落ち葉をかき出し、

雨樋に溜まった落ち葉もかき出した。

 これをやっとかないと冬がえらいことになるのだ。

当分続く落ち葉掃除‼︎

気合いです。

 

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キノコに詳しい専門家に、写メでこれを送ると、予想どおり、猿の腰掛。

地面から直で生えてるのは初めて。

何か良いことがあるのかな?

 

今週も無事に終了!

 

しかしこの展覧会も終わりに近づいている…冬の訪れと共に終わりを迎えるくぬぎの森寄生計画。

 

明後日から小屋の屋根を急がねば‼︎

 

 

 

 

くぬぎの森寄生計画11/11

天気 晴れ
気温 朝4℃ 昼15℃
食事 朝 コーヒー 昼 焼き芋 夜 椎茸のステーキ

 

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今日は朝、僕の地元福岡からシンゴさん夫婦とぎんちゃん(犬ちゃん)が来てくれた。美術館表の落ち葉を整理していると、峠の方向からシンゴさんはやって来た。牧場のほうからお客さんはみえるのに…逆方向。林道を通って来るなんて笑

僕も地震以来、峠の方へは行ってない。

シンゴさんになんでその道で来たのか?聞いてみても、飄々とした口調で、"時間短縮たい!"と…地元の人でも通らないのに!シンゴさんらしい(^^)

シンゴさんは小川から石を何往復も運んでくれた。効率の悪い作業だけど、黙々と続けてくれた。

作業後のお喋りも楽しかった。

本当に久しぶりシンゴさん節を聞いた。

 

そしてシンゴさんはまた峠の方へ帰っていった。

 

お昼からは石積みは終了し、落ち葉で焼き芋を作った。

若いお母さんと小さいお子さんグループ、建築家さん、学芸員さん、友人で焚き木を眺める。

お芋のおじさんになった僕は、焼き芋作りの奥深さを知る。熟練しなければ美味しい焼き芋は出来ない‼︎笑

 

動画  焚き火と焼き芋|keihammくぬぎの森彫刻生活 ~into the wild~

 

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落ち葉で焼き芋はなかなか難しいんじゃないかな。火を眺めるだけで会話はあんまりいらない。

 

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出来立ての焼き芋

早く食べたい(^^)

 

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だいたい40分くらいで出来上がるみたい。

 

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 芋にハマりそう

 

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ホクホク芋

ふーふーしながら

 

芋は来年植えるかな?

落ち葉も沢山あるし、芋が金になるかもしれない笑

 

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こんな遊びを子供達はやるのか〜。

どんぐりの帽子をお皿に木の実がお菜?

 

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午後二時半を過ぎると陽が裏山に消えそうになる。もうここからくぬぎの森は夕方に向かうのだ。

そにしてもこの写真良いなー。

遠くの陽が森に差し込み煙を照らすような雰囲気。

 

来週はもっと寒くなる予報。

しかし僕の作業は続くのである。