寄生計画日誌12/2
天気 晴れ
気温 朝 -5℃ 昼 3℃
食事 朝 コーヒー 夜 コロッケ
体重 78.0kg
師走
森の奥の奥まで見通せるようになった。
終わりの始まりまで歩く道は、落ち葉で敷き詰められ、踏みしめると音が、サクッサクッと気持ちいい。
霜柱がお昼を過ぎているのに、まだまだ立っている。ここは光は入るが、気温は朝とさほど変わらないのだろう。少し登った所なのに…美術館周辺とは全く違うのだ。
空は澄み切った水色。
14:30
太陽は沈みかけているが、明るいくぬぎの森。これが冬のくぬぎの森。
気温はマイナスだが、光量は夏よりも高い。
毎日の掃除。
落ち葉も落ち着き、今度は雪を待つ。
冬を快適に越せる為に、秋まで頑張る。それが寄生する事の核になるようだ。
無理にとってつけたような作品を作ろうが、それは全くこの森では意味が無いようだ。
8月から続く展覧会も明日で終わり。
本当に最後だ。
明日は何を山下さんと話そうか。
僕が今感じている事、そして未来を話せればと思う。
とうとう明日がくる。