大地をむしる
少し前の話にはなるが、7月末私が不在時に行われた坂本善三美術館でのワークショップ。
山下さんから送られて来た写真や動画の中で、中学生達はとても生き生きと労働してくれていた。手の動き、顔の表情に引き込まれていく。
労働の辛さとか臭さとかいうネガティヴな印象はまったくない。
この時期の子供達を見ると、僕の様な40過ぎのおじさんは、本当おっさんだなと。かいた汗なんか絵にもならんし、美しくもない。
ただ臭いだけ。
若者って素晴らしい!
坂本善三美術館裏手のスペースに、黄色のビニールテープでポイントをばみる。
これが僕のやった唯一の仕事。後の労働は中学生という…少し上からで罪悪感も感じはしたが頑張ってもらった。
ただ草を引っこ抜く作業。
何の意味もないこの行為にほとんどの中学生は、もちろん何の意味もない事だと思ったはずだ。まてよ…もしかしたら何かがあるかもと信じた子がいたかも知れない。
もしかして??
中から何かが出てくる
ここに花を植える
相撲の土俵にする
とか、そんな事一瞬でも考えて作業を頑張ったかもしれない。
でもこれが本当に何の意味もない、どうなるか分からない。出来上がりもまったく読めない状態で中学生へ丸投げした形となった。
僕が、中学生の純粋な気持ちを踏みにじると、彼らはしっかり草をむしり取った…のだ。ちょっと無理あるか。。
仲間で輪になって草をむしる事で生まれる空気感。それがいい。
草むしりぺったんセッション
↓↓↓↓↓
くぬぎの森寄生計画中学生と"草むしり"からのぺったんセッション #kumamoto #art #landscape #草むしり #大地 #ワークショップ #kunuginomori
むしったサークルを囲って楽しそうに遊ぶ中学生。ぺったんぺったんリズムカルに叩く音、笑い声が幸せを運んでくれる。
参加してくれた中学生の皆んなありがとう‼︎
山下さんをはじめ善三美術館スタッフの皆さんもありがとうございました!
また草むしりはどっかでやりましょ〜笑