くぬぎの森寄生計画 作業日誌

坂本善三美術館シリーズアートの風vol.7 「吉村形展 くぬぎの森寄生計画」公式ブログ

寄生計画日誌11/3

天気 晴れ
気温 朝6℃ 昼20℃
食事 朝 コーヒー 昼 パン 夜 しゃぶしゃぶ

 

久々の投稿。

風邪をこじらせ病んでおりました。

やはり身体が資本。気の緩みはいけません。関係者各位にご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんでした。

またこれからブログリスタート致しますのでよろしくお願い致します。

 

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朝起きて外の温度計をみると6℃。

先週までの二連ちゃんの台風後は、くぬぎの森の雰囲気も随分変わってきた。

 秋を感じている10月初旬、夏の残臭が森を漂う。…残臭ではないな…残香?

不快ではない夏の香りが、まだまだくぬぎの森には続いていた。

それがいつの間にか、どんぐりが落ちてたり、葉の色が乾き始め紅葉にシフトしていく。

そして今…

今日はこの2日間の晴天で、気持ちが上昇。外にいるだけで前に進んでいるような錯覚を覚える。

先週も、台風が来る前は束の間の晴天かわ続き、秋晴れをじっくりと味わいながら作業できた。

 

天気の変化は気持ちの変化と比例する。

くぬぎの森での生活で染み付た。

 

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天気に揺さぶられる。

大体の予測の中で世の中は進行してる。だから人間は生きながらえて来たと思うし、テクノロジーの発展は小さな人間を大きい存在にしたのは確かだろう。

でも大体だ。自然を薄っぺらく大体だ。

全て理解し予測している生き物なんかいない。

あと1カ月もすれば森は葉っぱの絨毯。

遠くの大岩までスッキリ見える様になり明るくなる。冬になると森が明るくなるのだ。それが終われば雪が降る…と言う具合にざっくりと大体しか理解していない。それで十分だ。

 

あの東北の震災で、皆が日本中が感じたように、自然を前に人間は何も出来ない。

テクノロジーも、原子力も予測を超えると暴れだす。どうしようも出来ない。

"想定外"

あの頃よく耳にし、それからずっと想定外が続いている。

偉い人達は、それでも自然をコントロールしようと努力しているが、予測はあくまでも予測だ。

僕らは、リアルに今を肌で感じながら判断するしかないのだ。

 

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さて今日の"終わりの始まり"

今月は岩に石ころをもう少し積み上げる計画。11/11。運んで積もう‼︎

 

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赤とも言い難いバーミリオンの少し気持ち悪い実が点々と…

 

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赤い実が消えた後の葉がとても綺麗で花の様だ。もしや花?

 

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なんだろ?

 

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野いちごもあるのだ。秋でも収穫出来るが、今回は時間がない様で…

残念だ。

 

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森をパトロールした後は、少し作業。

くぬぎの木を手斧で彫り彫り。

細い木を彫る難しさ、安定させるのにはもっと彫らないと。

久々の手斧。ぶれぶれで、刃物も斬れ味イマイチ…感覚を呼び覚ますのは、一作品作り終えた後だろう(^^)くぬぎの森寄生計画12/3までです!是非くぬぎの森へ(^^) #art #kunuginomori #kumamoto #landscape #くぬぎの森寄生計画 #吉村形 #パティスリールイ #手斧 #芸術