くぬぎの森寄生計画 作業日誌

坂本善三美術館シリーズアートの風vol.7 「吉村形展 くぬぎの森寄生計画」公式ブログ

Graeme and Mary part1

くぬぎの森寄生計画というブログに何故ニュージーランドなのか?っていう疑問をお持ちの方もいらっしゃると思うので…

 

8月、約1カ月ほどニュージーランドへ行って来た。幸運にも知り合いの知り合いのコテージを借りる事が出来た。

御主人がセルフビルドしたもので、とても素敵な空間なのだ。

こんな事ってあるんだろうか?

寄生生活がニュージーランドで始まろうとしてるなんて。。

僕ら(息子と嫁)のニュージーランドでの濃厚な時間を少しづつ書いて行きたいとおもう。

 

Graeme and Mary 

 

僕らがお世話になったのがオークランドから北西約30kmにあるkumeuという町で、牧場に囲まれている、自然豊かな地域だ。しかし近年、中国人の手によって牧場が買収され、僕らがステイしているコテージがある敷地の通りの向こうは新しい建物が次々と出来上がっており、今の景観も次来た時はどうなっているか…疑問だ。いや心配だ。

Graeme and Mary(グラハムとメアリー)今回の僕らのホストファミリーだ。

歳は70手前の素敵なご夫婦で、僕の父と母と同じくらい。

 

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生き方はナチュラ

多くは語らないが、笑顔が素敵

 

Graemeは絵を描き・彫刻を作り・料理をし・ガーデニング・コテージを建てたり、大体自分でなんでもやってしまう人で、僕にはたまらない魅力ある人だ。

そうだな〜父もなんでも作る人だったから、ニュージーランドの親父が出来て、嬉しくなった。

 

 

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息子にはこの素晴らしさ、親切がどれだけ分かってるのか?こんな人達に出会えるなんて本当に幸せなんだよお前は。

 

Maryはもと数学の先生で、なんでも親身に聞いてくれる方。今はカウンセラーの仕事を週に何度か学校でやっている。

という事もあり、僕らにはとても分かりやすい英語で話しかけてくれる。

 

 

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こんな素敵なご夫婦のコテージ。

最初に迎えてくれたのが…

なんと

Welcome hedgehog

ウエルカムハリネズミ

普通にミカンの木下にいた。

なんでこんなとこにいるの?っていう感じで僕達はその可愛らしさに暫く釘づけになった。

Maryに、ハリネズミがいたって事を伝えたら、どこにでもいるよ。逃げないからね。たまに道路でも敷かれているよ…って。最後の道路で…は…

確かに、色々ペチャンコになってる。

天敵がいないから、普通にハリネズミも出てくるし、道路では鳥がよく召されている。鳥は天敵がいないから飛べない鳥が多い。pukekoとかかな?

代表の鳥ならkakapoやkiwi。

のんびりしてるんだろうけど、もう少し車もゆっくり走らないとね。

本当にぶっ飛ばすもんなこっちの人。

あれじゃ逃げられないわ。

 

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コテージの前には芝生が。

息子とラグビーボールで遊ぼうと思ったが、晴れた日が本当少なくて、裸足で遊びたかっなー。

 

 

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これはツリーハウス

Graemeの娘さんのために、遊び部屋

として作ってやったそうだ。

毎朝、このツリーハウスを見て心温まった。家族を大切に、家族が喜ぶ顔を見たくて作ったんだろうな。

月日は経ち、ツリーハウスの土台の木の枝が成長し、壁に食い込んでいる。

ああ、なんて素敵なんだ。

 


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息子も毎朝このドアを開け、Graemeの作った空間に包まれていた。本当に貴重な寄生生活だ。

 

息子はニュージーランドに留学して2年になる。現在中2。普段は別のホストファミリーの家に世話になってるが、今回僕らが来たんで、暫く一緒に生活した。

 

 

Graeme and Maryに寄生しながら、僕らはゆっくりと流れる時間に身を任せていった。

 

Part2に続く…