くぬぎの森寄生計画 作業日誌

坂本善三美術館シリーズアートの風vol.7 「吉村形展 くぬぎの森寄生計画」公式ブログ

寄生計画日誌11/13

天気 晴れ
気温 朝2℃ 昼14℃
食事 朝 コーヒー 昼 モスチーズ夜 豚汁
体重 79.0kg

 

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昨日の夕方、森のパトロールを終え、外のテーブルでひと息ついてるところに、ボクサーが現れた。

寒いので、もうそろそろ中に入ろうかとしていた所にジャージ姿の…でも半ズボンのボクサー。

お見上げを持ってきてくれて、母に渡すと、背中を向けて帰ろうとするボクサーだったが、引き止めた。

母が入れてくれた温かいお茶を2人で啜りながら、何を話したかはあまり覚えてないが、外が暗くなるのを眺めた。

コミュニケーションがうまく取れる人達なら、会話の間も絶妙に操作出来るんだろうが、僕らにはそれが出来ない。出来ないと分かっていても、とりあえず話す。

でも少し気が付いた事があった。

一方通行にお互い話してはいると思うが、一生懸命理解しようと目は鋭く相手の顔を突き刺すくらい見ている。会話に対して適当な言葉…最適な言葉は浮かばないけど、聞いている気持ちは伝わっていると思う。多分。

普通の会話出来る人には、なにを言ってるのか分からないだろうけど、そんな感覚だ。

まぁ会話は大切だけど、夕方、ボクサーが半ズボンで現れ、2人で温かいお茶を啜ることが全てだと思う。

 

夕方あの時間にボクサーが現れたら、森が一気に厳しさを増したような気もするが…コミュニケーションは取れている。

 

終わり